間締めとは
間締めとは、ひとつの作業においてのあらゆる無駄を削減するために「人・物・場所(空間)の間隔を締める」ことを意味する。
製造業などではよく用いられる用語であり、物流業界においても重要なものである。
ここで言う「無駄」とは例えば以下のようなものが挙げられる。
・動作における無駄
・停滞という無駄
・運搬における無駄
これらの改善に間締めは非常に有効な方法である。
例えば「通路」を例に間締めを見ていくと、通路が無駄に広ければその分だけピッキングの際の歩数が増えることになり、同じ時間で行える作業量に差が出てしまう。
そのため通路を間締めして最小限にすることで、作業効率が上がるという仕組みである。
では、実際にどうやって「無駄」を把握して間締めを取り入れていけば良いのか・・・
そこで知るべきはまず「現状」である。
ここで言う「現状」の例は以下のようなものである。
・1時間あたりどれくらいのピッキングを行えているのか
・一店舗あたりのピッキング~梱包までの作業時間
・一店舗あたりのピッキング~梱包までの作業歩数
これらを知ることで、次に行う間締めなどの改善策の有用性をしっかりと比較し把握することができる。
何か改善策を講じる上では、前後を比較できなければ意味が無いため、まずは「現状」をしっかりと把握することが何より重要なことだと言えるだろう。
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