物流用語辞典
ロケごろに商品を管理してロケごとの数量に差がないか確認する

棚卸しとは

棚卸しとは、一言で言えば在庫管理を行うことであり、その目的は、商品在庫を数えることで、売り上げに対応する商品原価を把握することにある。

例えば、商品Aを例にしてあげると以下のような状況が挙げられる。

仕入れ値(600円×100個=60,000円)

売り上げ(800円×50個=40,000円)

在庫(600円×50個=30,000円)

仕入れた分100個すべて売れていたら、800円×100個=80,000円となり、仕入れ値と比べると20,000円の利益が出るが、

上記ではその半分の売上となっている。さらに、余った在庫分は費用に入れることができないため、実際に仕入れた分ではなく売れた分だけが費用として計上できる。

これらの理由から、特価セールやワゴンセールなどを行い、当初の売値よりも下げて在庫数を減らし、できるだけ多く費用として計上するのである。

まとめると、在庫数は純利益に大きく関わってくるものであるため、棚卸し(在庫管理)を行うのである。

ここで用いられる用語に「期首棚卸高=会計年度の開始日にあった商品や製品の総額」と「期末棚卸高=期末にあった商品や製品の総額」というものがある。

これらを用いた計算式「売上原価=期首棚卸高+仕入高-期末棚卸高」によって、経営状態を把握する。

また、返品商品は期末棚卸高に含まれる。

棚卸しの対象項目には以下のようなものが挙げられる。

・商品や製品数

・原材料

・副産物

・消耗品(事務用品など)

・貯蔵品(印紙や切手など)

これらは「棚卸表」を作成することで、7年間の保存が義務付けられている。

棚卸しの時期は、個人事業者であれば原則年度末となっている。ただし、在庫数さえ定まればいつ作業しても良いため、その年の最終営業日以降ならば多少前後しても大丈夫である。

株式会社低温の棚卸では

冷凍食品・冷蔵食品の物流に特化した株式会社低温では、棚卸しを行っております。

冷凍食品も冷蔵食品も棚卸することが可能です

在庫管理、商品管理において最も重要で、労力を注がなければならないのは入荷業務だと考えているので、入荷検品は慎重にまた確実におこなうようにしています。

受領印もサインは不可、指定の受領印を使用したものでないと伝票処理ができないようにしています。

毎週、部分棚卸を行い在庫チェックを実施して棚卸業務が円滑におこなえるように準備をしています。

棚卸しのよくある悩み

・在庫差異(過不足)が多い。

・商品破損が多い(外箱の破れ、へこみ等) などが挙げられます。

棚卸しのメリット 定期的に行うことにより

・現場従業員の意識も高まり、棚卸し毎に在庫差異が減少、過不足金の減少していった。

破損品の減少によりお客様からのクレームが大幅に減少した。

・循環棚卸を行うことにより棚卸業務の時間が短縮された。

冷凍・冷蔵の物流にお困りな事が御座いましたらお気軽にお問合せ下さい。



~冷凍・冷蔵の物流専門会社~
在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!

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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。