物流改善事例

関西の奈良県を物流拠点としている株式会社低温では、

ファイルメーカーというプリを用いて、 ヒューマンエラーを減らす取り組み、人に仕事がつかないようにする取り組み、工程を削減する取り組みを行っておりますので、

どのような事をしているのか、一部ご紹介したいと思います。

ファイルメーカー(FileMaker)とは

ファイルメーカーアプリの画面

まず、ファイルメーカーとはなんなのか、簡単にご説明したいと思います。

皆さんの会社で使用しているシステムや、普段使われているアプリに近いソフトを自分たちで自由に作成したり、編集したり出来る「データベース管理ソフト」です。

身近で簡単な物では、例えば家計簿ソフトを作成したり、請求書ソフトを作成したり出来ます。

本格的に、細かく大掛かりなソフトを作成するには、それなりに知識も必要になってきますが、簡単なデータ変換や集計は意外と簡単に作成したり出来ます。

株式会社低温では、社内教育で週に一回、システム担当メンバーが集まって社内セミナーを開催して、スキルを磨いていっております。

ヒューマンエラーや工程を減らす取り組み

皆さんの普段されておられる作業の中で、出力された紙を手で修正する事は無いでしょうか。

紙に記入した物をまた改めてパソコンに入力する事は無いでしょうか。

日々の業務を行うにあたり、毎日データを加工して編集、また計算式を追加するなどの作業は行っていないでしょうか。

エクセルの計算式に関しては、人により出来る出来ない、また複雑な計算式の場合、人により教えても結局出来ず、結局自分でしなければいけない。

人に仕事がついてしまう現象はないでしょうか。

株式会社低温では 株式会社低温では、一旦現場で手書きした物を後で事務所に戻ったら、

パソコンに入力する業務をファイルメーカーでのアプリ化をして、現場で直接アイパッドに入力出来るように変更していっております。

工程としては、 ①紙を出力する。 ②紙に手書きする。 ③現場から事務所に移動する。 ④パソコンを開いて入力する。

この工程を ①アイパッドやスマホでファイルメーカーの作成したアプリを開く。

現場でiPadに入力出来る

②手書きしてパソコンに入力していた画面を開いてそこに、直接入力する。 工程も減り、紙を印刷する事もないので、コストにも環境にも優しいですよね。

また工程が増える事により、入力ミスするリスクが増えますので、アプリ化する事によりシンプルな作業になります。

現実現場で行っている作業をシンプルに出来るように、また工程を減らせる事は無いかを重点に、ファイルメーカーでのアプリ化を進めています。

他にもバーコードをスキャンしたり、色んな事が改善につながっております。 もし興味のある企業様が御座いましたら、是非ご連絡の方頂ければと思います。

この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。