物流改善事例
冷蔵庫でのピッキング作業

MHは「ピッキングした合計パック数÷(人数×時間)」で計算され、これを活用することで、その日の作業による生産性を可視化することが出来ます

これを指標とすることで、現状が見て分かるようになり、株式会社低温でも作業内容の改善に役立てることに成功しています

【目次】

 

 1. MHとは

 

まず、「MH」という言葉をご存知でしょうか。
MHとは、Man(人)Hour(時間)の略称で、1日1人あたりの作業の生産性を表す指標です。
MHは「ピッキングした合計パック数÷(人数×時間)」で計算され、これを活用することで、その日の作業による生産性を可視化することが出来ます。

例えば、ある日のMHが1500の場合、1人1時間あたり1500パックをピッキングしていることになります。
このMHを指標とすることで、改善による結果が実際に目に見えて分かるようになり、作業内容の改善に役立てることが出来ます。

 

商品棚から荷物を降ろし、仕分けしています。

実際に株式会社低温ではこのMHを指標として、作業を改善し、生産性を向上することに成功しました。

 

 2. 歩数を減らし作業時間の短縮

 

生産性を向上させる為に出来ること、それはまず歩数を減らすことです。歩数を減らすことにより、無駄な動きが減り、作業時間の短縮に繋がります。
実例として、もともとは行ったり来たりしなければならなかった商品棚のロケーションを、一筆書きでピッキング出来るように改良し、作業中の歩数を削減したところ、MHが向上し、日々の作業の生産性を上げることが出来ました。

生産性を向上させる為に出来ること、それはまず歩数を減らすことです。歩数を減らすことにより、無駄な動きが減り、作業時間の短縮に繋がります。

商品棚のロケーションを、一筆書きでピッキング出来るように改良し、作業中の歩数を削減したところ、MHが向上しました。
このように、MHには作業の改善に役立てる以外にも、作業に必要な人員の把握にも活用することが出来ます。例えば、その曜日のMHが平均よりも高く、人員が多かった場合、その曜日は人を減らしても作業が行えるということになります。逆にMHが平均を下回るような曜日があれば、そこに人員を補填するといった対応も可能です。
このようにMHによって必要な人員を把握することで、作業を円滑に進められ、なおかつ無駄な人件費を削減することが出来るのです。

 

 3. まとめ

 

・ルートを決め、歩数を削減!

・作業時間の短縮!

・無駄な人件費を削減!

以上のように、株式会社低温ではMHを活用し、日々の作業の効率化に努めています。
改めて業務内容を見つめ直すことで、無駄を省き、生産性をアップし、
これからも改善点を発見して、業務改善を行っていきたいと思います。

 

~冷凍・冷蔵の物流専門会社~  在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!

この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。