毎日15分間、社員・パート関係なく全従業員で 行っている、「環境整備」とは、仕事をやり易くする環境を整えて備えることです。
コミュニケーションも図れたり、ミスも減らすことが出来る、物流現場には欠かせない取り組みです。
【目次】
1.環境整備点検とは
冷凍食品、冷蔵食品に特化した物流企業の株式会社低温では、床を磨いたり、蛍光灯・換気扇を磨いたりの活動を毎日15分間、社員・パート関係なく全従業員で 行っております。
本日は奈良県を拠点としております当社の、環境整備の活動についてご紹介したいと思います。
環境整備とは、 「仕事をやり易くする環境を整えて備える」 です。
保管させて頂いているお客様の商品は、綺麗な状態で保管しなければなりません。 綺麗な物流の倉庫は、トイレや床がピカピカです。
この環境整備の活動は、業務の時間内に行っております。
運送部、倉庫内ともに24時間稼働してますのでチームによって、決められた場所を、決められた時間、共通の道具を使って行います。
また、環境整備中は「コミュニケーションの場」にもなります。
作業が始まったら、なかなか会話も出来ません。
一緒に環境整備をしているメンバーと会話をしながら、コミュニケーションを図ります。
いる物といらない物を明確にし、必要最小限までいらない物、使わないものを捨てる。
これ最近いつ使ったかな?次いつ使うかな?そう考えて改めて、自分の机の周りを見渡して見て下さい。
必ず整理出来る物があるのではないでしょうか?
②『整頓』
物の置き場を決め、名前を表示し管理する。
管理とは数字、色、マーク、記号を付けて使いやすいようにする事です。
誰が見ても、わかる仕組みを作っていってます。
③『清掃』
今日はここだけという部分を、計画表に基づいて徹底的に磨きこむ。 実施する場所を絞って一箇所を綺麗にします。
この三つの事を毎日継続して実施しています。
2.環境整備点検
そして、月に一回環境整備点検という各事業所をチェックする日が株式会社低温ではあります。
社長が全ての拠点、全ての現場を周り、チェックシートに基づいて出来ているか、出来ていないかの点検を行い、○、×をつけて評価します。
環境整備点検でのチェック項目を一部ご紹介します。
例えば・・
〇床は5cm以上のゴミが落ちていなく綺麗である。
〇蛍光灯が汚れていないか。 等の項目があります。
普段の環境整備をしっかりしていれば、満点が取れます。
×がついた項目に関しては、点検後3日以内に是正して改善を行います
是正はチェックシート内でbeforeとafterで画像を撮り、改善されたか確認が出来るようになってます。
社長が、全ての拠点・現場を周り指導する事で、現場の変化に気づき事故を未然に防ぐこともあります。
×が多い事業所は、普段の業務でも何か問題が起きているという事が分かります。
逆に点数が高い事業所は、物流事故(物流ミス)が少ない事が分かります。
また、点検で3ヶ月の合計点数340点以上を取ると、社長からご褒美のお食事会を開催して頂けます。
このように頑張った人には、しっかりご褒美をあげ、頑張れる仕組み作りを行っております。
お客様の大切な商品をお預かりさせて頂いて、お客様の代わりに出荷をさせて頂いておりますので、このようにPDCA(※1)をまわす事により、
お客様にご満足して頂ける物流環境をご提供出来るように、この環境整備を通じて教育の場として、日々実施してます。
※1 PDCAとは Pプラン(計画)Dドゥ(実行)Cチェック(振り返り)Aアクション(改善)を繰り返し、継続的に改善していくこと。
3.まとめ
・環境整備とは、 「仕事をやり易くする環境を整えて備える」
・環境整備は、コミュニケーションも図れる
・環境整備は、ミスも減らすことが出来る
ここではお伝えしきれない事例が、現実現場にはあります。
物流現場をお持ちの方や、異業種の方にもお役にたつヒントがたくさんありますので、改めて少しずつご紹介していきたいと思います。
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