TCとは
TCとは、簡潔に言うと流通型物流センターのことであり、保管機能を持たないTCでは入ってきた荷物はほとんど保管されることなく次なる目的地へ出荷される。
TCの分かりやすい例として、スーパーやコンビニチェーンの物流センターが挙げられる。また、個人向けの宅配便のように荷姿を変えずに配送先ごとに仕分けを行う作業もTC内には含まれる。
TCの正式名称はTransfer Center(トランスファーセンター)で、別名クロスドックセンターやXD型などとも呼ばれる。
比較されやすいものとしてDC(Distribution Center=ディストリビューションセンター)、PDC(Process Distribution Center=プロセスディストリビューションセンター)、FC(フルフィルメントセンター)、クロスドッキングなどがある。
中でも特によく比較されるDCとの大きな違いは、以下の2点である。
・保管機能を持たない
・在庫にせず即座に目的地へ出荷される
TCの中で行われる業務の流れは以下の通りである。
①入荷検品(入荷した商品の数や種類の確認作業)
↓
②荷揃え(出荷先ごとに商品を揃えて準備する作業)
↓
③梱包(荷物を梱包し荷札を貼る)
※②でカゴ車やパレットに荷物を直接積み込む際に梱包も同時に行いこの時点では荷札を貼るだけの場合もある
以上のように、物流センターは大きく分けてTCとDCの2つがある。さらには、それらの機能が合わさったような併用型、その中で流通加工やECなど何らかのカテゴリーに特化したものなど、いくつかの種類があり、扱う商品の特性に合わせ
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