物流用語辞典
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ピッキングとは

ピッキングとは、倉庫内にて伝票や指示書を元にして商品を集めていく作業のことを言う。

ピッキングスタッフは、商品を出荷するために欠かすことが出来ない存在であり、様々なジャンルの倉庫に配置されている。

ピッキング作業を終えた後、商品は梱包担当や検品担当に引き継いでいくのが一般的な流れである。

ピッキングは「シングルピッキング」と「トータルピッキング」という2つに分けられる。

2つの違いは以下のとおりである。

「シングルピッキング」

→シングルピッキングとは、各受注先ごとに商品をピッキングする摘み取り方式のことで、ピッキング方法の中では最も基本的なスタイルである。

受注件数に伴い倉庫内を往復してピッキングしていく回数も増えるが、取り扱う品種が多く量は少ないような場合に適したピッキング方法である。

「トータルピッキング」

→トータルピッキングとは、複数の受注先の総量を一旦まとめて取り出したあと、受注先ごとに商品を仕分けていく方法で、種まき方式とも呼ばれる。

この方法を用いることで、作業スタッフの倉庫内移動距離と時間を最小限に抑えることができるため、効率化を図れる。

とはいえ、仕分け作業という作業が一つ増えることや仕分け用の広いスペースも求められるため、納品先がそれほど多くなく、商品の品目は少なく量が多いといった場合に適したピッキング方法である。



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この記事を書いた人

低温物流コーディネーター

低温物流コーディネーター

低温物流歴20年。運送部門、倉庫部門、営業部門に従事した低温物流のプロが物流をコーディネート。実際に携わってきた経験を元に、低温物流に特化した問題解決事例をご紹介します。