〇低温倉庫とは
低温倉庫とは、生鮮食品のような、低温・冷蔵・冷凍での保管が必要な物を保管する倉庫のことで、コールドチェーン(商品を低温で物流することで鮮度を維持する方法)にとって重要な役割を果たす。
農産物や水産物(野菜や肉や魚など)のように、生産に季節の制限があって長期間鮮度を保つことが出来ない商品は価格の変動が激しい。
しかしこの低温倉庫の発達と普及のおかげで価格が安定し、消費者に安定して商品を届けることができるようになった。
菌というのは10度以下の環境下では増殖が遅くなり、マイナス15度以下ではほとんど繁殖できなくなる。よって冷蔵庫は0~10度、冷凍庫はマイナス18度以下に設定されている。
ただしマグロについては冷凍する温度によって変色してしまうまでの期間が大きく変わり、マイナス60度くらいで凍結保管するのが最も良いため超低温で保管される。
低温の中でも、常温・冷蔵・冷凍の区分で分けられ、これらを総称して3温度帯と呼び、商品の特性に合わせてさらに細かい区分で分けられる。
中でも冷蔵倉庫では、クーラー級やフリーザー級などの温度帯で室温管理がされており、倉庫の種類によって室温が異なる。
全国のエリア別での保管能力を比較すると神奈川県が一番冷蔵倉庫が多く、さらに冷蔵より冷凍のほうが圧倒的に多い。
〇株式会社低温の低温倉庫では
冷凍倉庫、冷蔵倉庫で合わせて2000坪の低温倉庫を構え、関西の奈良を拠点として物流を行っております。
低温倉庫特有の悩みとして、冷凍庫(マイナス18℃)でのピッキング作業があります。
マイナス18℃の冷凍庫内に商品を取りにいくと、寒さによる集中力の欠如によるピッキングミスや人の定着率に悩みを抱える事になります。
株式会社低温でも、以前は人が冷凍庫に入っていく事により、
『寒い』
『集中出来ない』
『長い時間冷凍庫内に入ってられない』
『肉体的にきつい』
このような声が挙がっており、類似品を誤ってピッキングしたり、違う数量をピッキングしたり、また離職率も多くせっかく作業を覚えて慣れてきた従業員も辞めてしまう悩みが御座いました。
このような環境下では生産性もなかなか上がらない中、悩みを抱えているとサービス向上もなかなか進みません。
株式会社低温では、この問題点を解決する為に自動倉庫を導入しました。
自動倉庫が導入され大きく変わった点をご紹介します。
【BEFORE(改善前)】
・人が冷凍庫に商品を取りに行く。
↓
【AFTER(改善後)】
・冷凍商品が冷蔵庫に自動的に出てくる。
・人は動かない。
〇入庫
入荷したい商品を自動倉庫にセットしたパレットに積み、商品名と数量を入力します。
〇保管
自動倉庫内で、商品名と数量が登録され管理されます。
〇出庫
出荷したい商品を自動倉庫で呼び出しを行い、商品の積まれたパレットが冷凍庫から自動で出てきます。
冷凍庫内で人が動いて商品を取りにいく作業を、機械が冷蔵庫まで出してくれるようになり、人は商品が出てくる間口で待てば欲しい商品が取れるようになりました。
冷凍庫で作業しなくて済むようになってからはピッキングもしやすくなり、定着率も品質も生産性も向上しました。
株式会社低温では、品質向上する為に様々な設備投資を行っております。
ピッキングミスを減らす取り組みや、定位置管理の取り組みなど様々な改善を行ってます。
物流にお困り事が御座いましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
~冷凍・冷蔵の物流専門会社~
在庫管理・梱包・配送まで低温にお任せ!
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