作業効率をUPすることが生産効率のUPに直結するので、今まで遠回りしていた動線を改善し短くするだけでも単純に作業効率が上がります。
弊社の倉庫内業務の改善においては「在庫の保管レイアウト」に重点を置いています。
【目次】
1.動線とは
皆さん「ドウセン」という言葉を耳にしたことはありませんか?
漢字で書くと「動線」となり、文字通り「建物の中を人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたもの」を表します。
身近なものでは生活動線や家事動線などではないでしょうか。
主婦の方などは家事動線を効率化することで無駄な動き(歩数など)を削減し、時間短縮や疲労の軽減などに役立ちます。
家事などの作業効率がUPすれば時間が余り、テレビを観る時間が出来たり趣味や読書に費やせる時間が多くなったりします。
2.作業動線とは
ではその作業の効率化を「仕事」に置き換えるとどうでしょうか。
我々流通業界では「作業動線」と言い、具体的にはピッキングリストを取得し、商品のある棚まで移動、商品の取り出し、梱包後の荷物移動など作業の線を表します。
作業効率をUPすることが生産効率のUPに直結するので、今まで遠回りしていた動線を改善し短くするだけでも単純に作業効率が上がります。
弊社の倉庫内業務の改善においては「在庫の保管レイアウト」の改善は欠かせない項目の一つで、現場作業の「動線」をどれだけ効率的にするかに主眼を置いています。
↑【梱包場所と置場の距離は出来るだけ短くしています!】
↑【出入口が一つのため、どの梱包場所でも出入口との距離が変わらないようレイアウトしています!】
3.作業動線の効率的活用
例えば「動線」を改善することで1件の出荷作業について作業時間を「5秒短縮」出来たとします。
一日の出荷件数が100件だとすれば1日あたり8.3分の短縮ですが、1週間で計算すると50分もの短縮になります。
更に1ヶ月間で計算すると1,250分(約21時間)の短縮になり、これを時給1,000円で換算すると1ヶ月で21,000円のコストダウンになります。1つの作業でたった5秒の短縮でも日数を重ねるとそれは大きな数字になります。
4.まとめ
・生活動線や家事動線がもたらす作業効率
・流通業界での作業動線の重要性
・作業動線の効率活用で、コストダウン!
ちなみに余談ですが百貨店などのデパート業界でいう「ドウセン」は、お客様を“導く”という意味で「導線」が使われているそうです。
なぜなら「お客様を目的の商品に向かって導くための線だから」だとか。
同じ「ドウセン」でも業種が異なれば意味合いも変わってくるのですね。
このように、どの業界の「ドウセン」には重要な意味合いがあるという事が言えます。
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